名 人 戦
全日本アマチュア名人戦(アマ名人戦)は、日本将棋連盟主催、全国地方新聞社後援、共同通
信社協賛で行われております。優勝者は、プロの公式戦、棋王戦予選への出場権を得ます。
大会の日程概要
全国大会開催に先立ち、全国各地において代表選考会が開催されます。予選は例年2月から8月にかけて
各都道府県単位で行われます(さらに地区予選を行う所もあります)。それを勝ち抜いた代表選手64人に
よる全国大会が例年9月に行われます。
奈良県大会は7・8月に、大和郡山市「中央公民館」と、三郷町文化センターで、行われます。
(西大和支部主催)
参加資格
アマチュアであること。
尚、参加資格は、各代表選考会によって異なりますので、ご不明な場合は日本将棋連盟普及部アマ名人戦係
(電話・03-3408-6165、メール fukyu@shogi.or.jp)または選考会主催者に問い合わせてください。
第75回名人戦(奈良県大会) 2021/7/25・8/1 郡山市中央公民館・三郷町文化センター
会場① : 大和郡山市 「中央公民館」
会場② : 生駒郡三郷町 「三郷町文化センタ-」



会場周辺地図(三郷町文化センター)
第75回名人戦(奈良県大会) 2021/7/25・8/1 大和郡山市中央公民館・三郷町文化センタ- 参加者32名
優勝は、中川 剛 さん(大和郡山市)






決勝戦、 中川 剛 vs 山田明純


- 第1図…四間飛車vs居飛車 と思いきや以下、変則力戦指向の以外な展開。
第2図…より、ズバッと△69飛成、△優勢。盤側を楽しませてくれたが
変化①△35飛▲75銀△同飛
②△35飛▲36歩△同飛▲75銀△19飛成。 ①②が△無難か。
第3図…▲49香は一目、攻守に筋良しに見えるが逸機▲55香があった。
▲55香以下、①△同玉は▲51竜、以下詰み。
②△43玉▲51香成△36角▲59玉△51金▲55桂、▲優勢。
第4図…△14角に▲78玉?悪手。△75桂以下、一気に不利になった。
ここは、▲59玉で▲優勢を継続できた。
終盤長手数を秒読みで指した両者……。ハラハラドキドキの10数人の観戦者は最後まで
盤側を離れられなかった、熱戦であった。(見谷)
第73回名人戦(奈良県大会) 2019/7/21・ 8/4 三郷町文化センタ- 参加者32名
優勝は、 山根紘矢さん(奈良市)

2019/7/21(日)

2019/8/4(日)
決勝戦棋譜

第72回名人戦(奈良県大会) 2018/7/29・8/5 三郷町文化センタ- 参加者35名
優勝は、下西哲伸さん(奈良市)、 古作 登さん(奈良市)の3連覇を阻止。


決勝戦棋譜

7月29日の予選当日は、西日本を逆走横断の台風12号のため交通機関、JRは運休、近鉄は4時間遅延などで、
参加できなかった人もあり、参加人数は35名と例年より少なかった。予選リ-グでは全国優勝2回の平野さん他
元県代表経験者が続々と予選敗退。世代交代はまだまだ?。層が厚く、油断すれば誰でも予選落ちですね。
決勝戦は5月に行われた竜王戦の決勝戦と同じカ-ドで、下西-古作の対戦となりました。下西さんは、H27年
高校竜王全国大会優勝。古作さんは、元奨励会三段、H29年竜王戦全国大会4位、H30年竜王戦全国大会3位と、
安定した実力者と強豪大学生の一戦です。二人の県大会決勝戦での対戦は、H24年名人戦〇古作-●下西(中3)、
H25年竜王戦〇下西-●古作、H30年竜王戦〇古作-●下西、と古作さんの2勝1敗で今回で4戦目。
第1図、5月の竜王戦と似たような展開であるが、今回は△32銀が最後まで動かなかった。
これが動けば手数を費やし▼穴熊から戦いやすくなる。前回の反省からの研究か?。
第2図以下、▲同馬△同歩▲16香△86歩、では後手の攻めが分かりやすくなった。
第2図以下、①97馬、②▲同馬△同歩▲85飛打、①②どちらも持歩の数が優る先手を持ちたい第3図以下、
数手後の△76桂▲77歩、から桂で金を取らずに△79角打、が厳しい。
下西さんは、名人戦では過去に、3位、準優勝、がありますが今回が初優勝。全国大会は9月8日~10日。
活躍を期待しています、がんばって下さい!。
全国大会の結果、下西さん予選通過、決勝ト-ナメント1回戦で敗退、残念!。
北海道代表の小林憲治さん(奈良県出身)予選敗退、これも残念!。
(見谷)